Dr.コラム

2012年7月 コラム(18)
理事長 大頭 信義

 着陸の灯 はや白夜の灯にまぎれ   詠み人知らず

  白夜の国、Norway を走って参りました。
これは、フィヨルドを往来するフェリー発着の港町・Geiranger のホテルからの午前2時頃の風景です。
氷河にえぐられ深い峡谷が造られ、そこに海水が流れ込んで狭い海峡となったものです。海底が深いので、驚くほど巨大な客船やフェリーがのっそりと入って参ります。 
昼間の気温は18度前後、長袖のシャツで充分でしたが、フェリーの甲板では上着が必要でした。
800~1,000mの直立する壁との向かい合って居ますと、山肌が「さあ、俺を撮ってみよ」と挑戦するがごとしです。

 フィヨルドの壁のつづら折りを登って、このような氷原を越えていきます。この雪が溶けて、川となって、そそり立つ岸壁から滝となって流れ落ちます。  それをフェリーから見ると、四方にこの雪解けの瀑布が見えることとなります。

 フィヨルドの旅に出かけてみて、風景を撮影するときの姿勢が少し変わったように思います。眼前の岩肌の、そのひだの1枚、1枚をどう違ったものとして写し取るか、様々な工夫をしてみたいと感じました。 

Norway では、無論のこと、日常ではノルウエイ語が使われますが、 若者、中年、やや高年に話しかけても、誰もが流暢に英語をしゃべるのに、驚きました。こんな国は始めてです。