Dr.コラム

2013年4月 コラム(20)
2013 春 大頭 信義

 さくら花 ちりぬる風のなごりには
             水なきそらに なみぞたちける      
                                    紀 貫之

 満開の時期を3,4日過ぎた 4月7日に、播磨の奥地・生野地方へ撮影に出かけてきました。 
姫路市医師会写真同好会の7人の会友とご一緒でした。 2、3年前からこの同好会の会長を仰せつかっています。

 場所によっては、一面に散り敷いたさくら花とのご対面ができましたが、奥地に分け入ると、山地に囲まれ池の水面にはまだ花びらは、ちらほらでした。 
カメラに納めるには微妙な変化すぎましたが、まだ満開を迎える前のわずかに紅色を讃えた時期から、盛りがいささか過ぎて白く、やや鮮やかさを失いつつある薄紅への移り変わりを堪能しました。そして、今更ながら、日本の山里、山奥にも桜花がこんなに多いのだなあと、感じ入った次第でした。

 3月の神戸での「日本がん楽会」美術展に、昨年夏のノルウエー・ドライブ旅の2点を出展させて頂き、5月には、我が同好会の作品展があります。 
大きな声では申し上げにくいのですが、ゴールデンウイークに初めて国外に出ます。南イタリアのナポリ、カプリ、シチリアを撮影してきます。ドライブはあまりに危険が大きいとの意見に従って、バスやタクシーでの旅になりそうです。

 うんと昔、1998年に、「がん患者は家に帰ろう」という小著を書きましたが、その第2部という具合で、「在宅ホスピスという選択・・・家族に看取られて」を出版しました。
 その後の私たちのクリニックの活動のご報告という意味合いで、どうかご一読頂ければ幸いです。 
クリニックや看護師さん、ヘルパーステーションからの意見、往診にいつも同行してもらっている薬剤師さん、そして患者のご家族にも登場して頂いています。

  改めて、多くの仲間たちと日々の活動を一緒になってやっているんだなあと、心の奥底で実感しています。 さらに、この人たちも、患者や家族の中で立ち働きながら「青春」しているのだとも想うのでした。 
  いつも、機関誌「花みずき」を激励していただいて、ありがとうございます。 
「患者は家に、医者は往診に」 よろしく、お願い申し上げます。