Dr.コラム

2015年4月 コラム(24)


みどりこき 日かげの山の はるばると
おのれまがわず わたる白鷺

                        徽安 門院(きあん もんいん・南北朝期)

 
 山の緑のなかで、ひとり鮮やかに際立っている白鷺の姿が目に浮かびます。
自然の新鮮な彩りが、私達の目に飛び込んできて私達の心の中で躍動する季節を迎えました。

 往診に出かける車の中から、4人で思わず声を上げました。姫路の町の隅々からも周囲の山々のなかに、薄紅色の山桜の数の多いこと。今更ながらに驚いて感激いたしました。

 我が家の小さい庭にも、花水木が6本ありますが、その花弁(実は 苞)も次第に色づこうと準備中です。

  今号(第109号)の「花みずき」では、人の心の「癒し」や楽しみについて、何人もの方々が、稿を寄せて下さいました。人生の屈折に寄り添うが如くに、人の楽しみや「癒し」も姿を変えていきますね。その彩りの違いも楽しんで頂けたら、幸いです。

平成27年4月
大頭 信義