Dr.コラム

2017年1月 コラム(29)

    正月や よき旅をして 
  梅をみる

            河東 碧梧桐  (明治6 – 昭和12)

 
 

「 帰省 」  この言葉もこの2、30年の間に、その活力を失った感があります。
学生時代には休暇となると、しゃにむに田舎へ帰ろうとしたものでした。

東京時代(電気通信大学)は、すし詰めの国鉄の車両のデッキに立づめ状態で東海道を往復しました。
京都に移ってからは、家族を乗せた車でしたが、明石港で6時間、淡路島の阿那賀の港でまた6時間、といった具合の混みようでした。
そんな次第で、明石大橋が出来た時には、心より歓声を挙げたのでした。

今、姫路の我が家にて、狭いながらの庭に出て、梅のつぼみの春への準備の具合を眺めます。
そして年末には、70名近くの在宅の患者さん宅へ出向いた折に、この1年、まずはお元気でしたね、来年もこの調子で達者に暮しましょうと、挨拶をして回ったところです。

 「在宅」という小さな世界から、TVで伝えられる内外のニューズに一喜一憂しながら、そして我が身のこれからの心身の変化ヘの想いに心を揺さぶられながら、それぞれ1年という時の流れを振り返ってておられるようです。


どうか、 よき新年を お迎えください   

 

平成 29年 新春
大頭 信義