Dr.コラム

2009年1月 コラム(4)
「 欧羅巴 撮影旅行への想い 」

大頭 信義

  これは、ドイツ国境に近い東フランス・ストラスブールの一風景です。 教会の塔から撮影しました。
実は、2008年度の姫路市美術展で「奨励賞」を獲得した作品です。原画のカラーでお見せできないのが残念です。
暖かい褐色の屋根の色と、古い建物の陰影が評価されたのでしょうか。

 姫路市の美術展は随分レベルが高いという評判です。私もそう感じています。 これで、二回目の「奨励賞」です。前回は、10年以上前になりましたが、5月2日、医師会のI先生に連れて行ってもらった立山の室堂で凄い吹雪に遭いました。その折に岩石でごつごつした剣岳の稜線に朝日が射してきて、雪煙舞い上がる原に寝そべって撮った作品でした。

 そして、出来れば年に1回のチャンスをと狙っているヨーロッパ旅行です。 あるときは、カメラ4台携帯ということもありました。銀塩2台、デジタル2台という内容です。リュックに4台分の本体、交換レンズ、3脚をもって旅の衣装はスーツケースですから相当ヘビーでした。  今は、デジタル・EOS 5D と携帯デジカメの2台に決めています。

 2006年東フランス、07年ポルトガル、08年チェコといつものようにかみさんとの2人旅です。レンタカーで廻ります。 できれば現地の  “ High Season “ に出掛けています。 普通の時に「休業」ですので、世間体はかっこ悪いことです。 その代わり、正月やゴールデンウイークは「働く」ポーズを示しています。

 ヨーロッパでは、ロンドンやパリには関心はありません。これらは東京と同じでしょう。 ひたすら産業革命を免れた地域が狙いです。  16世紀がそのまま凍結されて残っている地域が素晴らしい。彼の地の乾燥した空気感のなかでの風景のたたずまい、できればそこに現代の人物が点景として入れば理想的です。こんな想いで、スコットランド、コッツウオール、ロワール、ノルマンジー、プロヴァンス、アルザス、アンダルシア、ポルトガル、
ベネティア、フローレンス、チロル、ザルツブルグ、チェコ 等を走って来ました。
午前中はその地の探訪、撮影、午後は次の町へ移動、夜は撮影の下見、そして早朝の撮影といった毎日に浸りきる、そんな撮影の悦楽を目指しています。