播磨とともに歩むケアと医療を考える会



第24回 播磨・ともに歩むケアと医療を考える会

平成21年11月21日 姫路市市民会館で行われた会には、福祉関係者を中心に44名の方々が参加された。

《テーマ》病気は治っていないのに、私はどこに行ったらよいのでしょう?

《報告》
 病院は在院日数の短縮のために、病状が落ち着いた患者さんをできるだけ早く退院させようとする傾向にある。一方患者や家族にとっては、完全に自立できるまで回復していないのに退院を勧められると、路頭に迷うことになりかねない。これらの問題を患者や家族と一緒に考えるのが、ケアマネジャーである。今回はケアマネジャーの活動に焦点を合わせて、療養場所について考えた。
まず話題提供者より、ある事例を設定して、考えられる退院後の道筋を幾つか示した。その上で、実際に介護に関わる家族やケアマネジャーなど参加者から質問を受けた。質問内容としては、
1. 療養場所への入所コーディネートは公正になされているのか?
2. 療養中利用する医療保険と介護保険、その優先順位は?
3. 療養先のタイプ別にかかる費用は、どのように違うのか?
4. ケアマネジャーの背景職種と資質に関連はあるのか?
5. 療養先の医療型及び介護型の違いは?

 特に、4.ケアマネジャーの経歴との関わりについては、ケアマネジャー個々人の意見が興味深いものであった。確かにお互いに人間なので、相性の有無はある。それを前提に、利用者との関係において、ケアマネジャーが何を一番重視しているのかというと、千差万別であろう。直面する問題について利用者と一緒になって考えられるか、という意見もあれば、各方面との連携上リーダーシップは敢えてとらないようにしている、という意見もあった。そして、制度上の契約にすぎないので、合わなければ利用者はケアマネジャーの変更を申し出ればよい、とも。
ケアマネジャーの取り組みについて「これが正解」というものはない。とすれば、利用者が納得した療養生活を送るためには、お互いに出来る限り歩み寄ることが望まれるのではないか、と感じた。
最後に、過剰な医療体制に疑問をもつ医師より、同様に介護の分野でも引き算できる部分がないかを、ケアマネジャーなどが取り組んで模索すべきではないか、との提案があった。