播磨とともに歩むケアと医療を考える会



第25回 播磨・ともに歩むケアと医療を考える会

 平成22年2月27日 姫路市市民会館で行われた会には、医療関係者や遺族を中心に79名の方々が参加された。

《報告》
遺族ケアの重要性については以前から議論されている。かつては医療者の立場から検討されたものが多かったようだが、近年は自助グループである遺族会の活動が活発になっている。遺族同士のみならず、医療者や有志の方々とも相互にサポートし合えるようにと、今回は遺族側からの希望を発表していただく機会を設けた。
まず、姫路マリア病院・ホスピス病棟クラークの高寄さんには、昨年院内で行われたグリーフ(悲嘆)&ビリーブメント(死別)カンファレンスについて報告していただき、同じくホスピス病棟でグリーフケアを実践されている緩和ケア認定看護師の内野さんが、その取り組みについて発表された。
次に、グリーフケアに取り組むボランティアのコーディネーターをされている長野さんに、遺族の心に寄り添うための関わりなどを報告していただいた。
最後に、遺族の集まりである姫路ひまわりの会(事務局:だいとうクリニック)の高橋さんが看護や介護、看取り、そして遺族になられてからの生活などについて具体的に発言して下さった。そして孤立しがちな介護者や遺族にとって、一緒に食事をとることや話し相手になってもらうことが支えになる、といった貴重な意見をいただいた。

会場からは
・ 死期が迫るご本人や遺族にとって宗教の役割はどのようなものか?
・ 友人、知人としてどのようなタイミング、或いは内容で遺族に声かけをすべきか?
・ ホスピス病棟の看護師さんとゆっくり話ができるシステムはできないものか?
・ 医療者が関わるグリーフケアの期間はどれくらいか?
などの質問や提案が出た。

 今後介護者や遺族の声に耳を傾けながら、医療関係者は専門領域のみならずヒューマンな部分についても学んでいかなければならないと痛感した。