播磨とともに歩むケアと医療を考える会



第27回 播磨・ともに歩むケアと医療を考える会

 平成22年8月21日 姫路市民会館 中ホールで行われた会には、75名の方々が参加されました。

《報告》
がん療養を支える治療として、補完代替治療がある。この点について思い浮かぶのは、健康食品や免疫療法などであろう。実際にはその他にアロマテラピーやマッサージ、音楽療法など心身を心地よくするものがある。また、がんだけでなく認知症やその他の慢性疾患の患者さんにも有用だとされている。
その中から今回はリラクゼーション・セラピーに焦点を当てて、リンパドレナージやアロマセラピー、タクティールケアについて学んだ。
・ 日本におけるアロマセラピーは家事・美容・趣味などのアプローチや医療的なアプローチなど多面にわたっており、用途に応じ使い分けられていること。
・ 精油の効能は各々異なるといわれているが、自分の好きな香りを利用することが大前提であること。
・ トリートメントする手に力を入れすぎず、ふんわり軽く手のひらを皮膚に密着させるのがポイント。これにより、相手は落ち着いて穏やかな気持ちになるから。
・ リンパ浮腫患者の約90%が女性、約80%は乳がん又は子宮がんの患者であること。
・ リンパ浮腫外来を通じて浮かび上がった今後の課題は、ケアの保険適応を働きかけることと高齢者でも装着しやすい商品を開発する点である。
・ 肌に触れることによる痛みや不安・恐怖感の緩和を目指したタクティールケアについては、初めて知ったという人がほとんどであった。

会場からは、
・ リンパ浮腫ケアの効果や外来の予約状況はどうなっているのか。
・ リンパ浮腫のマッサージを自宅で行いたいので、より詳しい資料がほしい。
・ アロマテラピーを入浴時に利用する方法教えてほしい。
・ リンパ浮腫に対して、精油でマッサージができるか。
などの質問や意見が聞かれた。

短いながらも参加者がペアになって、マッサージやトリートメントを実践する時間を設けた。いつもの例会ではみられない光景であるが、賑やかな雰囲気となった。リンパ浮腫ドレナージなどセルフケアが重要な療法では、本人や家族による日々の施術・訓練が必要だと実感した。