機関誌「花みずき」

糖尿病が心配ですか

院長 大頭 信義

糖尿病と診断されて
 多くの方が糖尿病と指摘されて、様々な心配をしておられます。将来、どんな合併症が起きてくるのだろうか、好きな物が食べられなくなるのだろうか…?
 糖尿病は多くの場合、無症状に経過します。いい加減な対応では、以下に述べるような合併症が顕著となって難渋しますので、正面から受け止めて、しっかりした対応が欠かせません。高血圧などは対応が遙かに簡単で、服薬を守りさえすればほぼ大丈夫ですが、この病気に対しては、食事を中心とした生活全般の関わりが必要です。糖尿病に対する知識をしっかりともって、上手に対応していきましょう。
 私のこの記事の後に、クリニックの看護師・溝口久仁子の「糖尿病のおはなし」の記事があり、その病態を詳しく記載しています。

クリニックの場合
 クリニックにも沢山の患者さんがお見えです。
まず、その紹介から参りましょう。
糖尿病
 幸いにして多くの方が、グリコヘモグロビンHbA1cが、7.0%以下となっています。一般的に7.0%以下で経過すると、重篤な合併症はまぬがれるとされています。


糖尿病、治療の基準
血糖コントロールの目標は、以下のようなものです(日本糖尿病学会) 糖尿病
 つまり通常の生活では、グリコへモグロビンHbA1cの値が、7.0%以下を目指します。「③治療困難」というのは、例えば本人が認知症であって、薬を管理するのが困難な例とか、毎日の服薬がうまくいかない、しばしば間違えて低血糖の心配がある、といったケースです。
 血糖のコントロールとして、高くなるのは一時的に血糖が500~600mg/dlになっても特に大きな問題にはなりませんが、低血糖の方は、10分という短時間でも、よろしくありません。低い方は、絶対にご用心です。