機関誌「花みずき」

「病歴カード」を作成してみませんか?

クリニック受付 泊

 初めて医療機関を受診するとき、現在自分が悩んでいる病状とともに、これまでの既往歴を説明します。そんなときに、緊張して上手く話そうと思っていても話せなかったり、今までかかった病気や年月を忘れてしまって、相手に伝えられなかった経験はありませんか。 また、自分自身だけでなく、家族が病気にかかった時に、家族の今までの既往歴について説明するのはなかなか難しいと思います。在宅の相談に来られるご家族が、患者さんの既往歴や現在の病状を話されている姿を見ると、私は父や母の病気のことについて全く把握できていないので、いつも感心させられます。 このような悩みを抱えておられる方は、ぜひこの機会に『病歴カード』を作ってみませんか?自分のために、そして家族のためにも、今までの病気の経過や思いを見つめ直すきっかけになると思います。

◇『病歴カード』とは…
 自分のかかった病気やこれまで受けた手術を始め、薬物アレルギーを記載します。例えば、「ピリン系薬剤では蕁麻疹が出た」、「アスピリン喘息で苦しくなった」、「痛み止めの注射をして気分が悪くなったことがある」など、内服や注射をしてアレルギーが出たお薬の種類など、書き留めておくことで同じ経験を繰り返さないための予防にも繋がります。
 また、自分が気になることや希望なども書き留めます。心臓の手術をした方や脳梗塞にかかった方は、血栓塞栓症の予防のため、血液をサラサラにする抗血栓薬(ワーファリンやバイアスピリンなど)を服用中のため、出血し易いリスクがあるので、注意を促せます。
 さらに、緊急連絡先を記載しておくことで、万が一、外出先で緊急の事態が発生して、救急車にお世話になることがあった場合でも、家族にすぐ連絡をすることができますし、救急隊や医療機関のスタッフの手に記録が渡ることによって、大いに効果を発揮することができるでしょう。

◇『病歴カード』を作成してみましょう!!
 下記を参考に、これまでの病気のことを振り返りながら、現在の気になることや希望をまとめていきましょう。