だいとう循環器クリニック

花みずき


第11回日常診療経験交流会(平成14年9月29日)発表より
「患者さんを対象とした健康教室の15年間の報告」

元クリニック看護師  赤瀬 直美


 クリ二ックでは、患者さんとの情報交流の場として月一回の健康教室を開催しています。
 内容は、疾患の診断・治療・日常生活を送る上でのコツ、在宅ホスピス療養や福祉に関連するもので、テーマ選定はスタッフ会議で、幅広く最新情報を提供するよう心がけています。
 運営は看護師が中心となり、医師・看護師・ケアマネジャー・薬剤師・栄養士・作業療法士などがVTRやパンフレット、パソコンを使用し、約2時間を構成しています。患者さんの反応はおおむね好評で、毎回出席される方、テーマによって出席される方など様々です。
 健康教室の15年間を振り返り、その魅力と今後の課題について報告いたします。

1.これまでのテーマと最近の出席者数

 
平成12年

(人)

平成13年

(人)

平成14年

(人)

1月
グループホーム
15
老いを楽しく
23
高脂血症
32
2月
ホームヘルパー
14
糖尿病
23
頭痛でお悩みの
あなたへ
15
3月
がん治療・遺族ケア
24
気管支喘息
22
ボケとのおつきあい
28
4月
頭痛
14
考古学
5
めまいについて
24
5月
高血圧
29
花粉症について
11
あなたの介護保険証
はどこにありますか
20
6月
心不全
23
帯状疱疹
16
動脈硬化を見る・診る
40
7月
糖尿病
25
C型肝炎
19
丈夫な骨を作る生活習慣
40
8月
熱中症
12
ホルモン補充療法
11
寝たきりにならない
34
9月
介護保険
17
明日はわが身
ボケてもよい環境
28
がんの予防
39
10月
尿検査
27
糖尿病
25
嚥下障害と胃瘻
20
11月
浮腫
22
ピロリ菌
22
心筋梗塞
38
12月
脳卒中
27
インフルエンザ
15
献体と臓器移植
18

テーマによって出席者に明らかな差があります。気候による変動もあるようです。


2、健康教室の運営


<テーマ選定>
 院長、スタッフ、調剤薬局のメンバーによる週一回の勉強会で、約3ヶ月前にテーマを決めます。担当者は、9名の看護師(常勤3名、非常勤6名)が輪番制で中心となり運営をしています。新しい知見の得られたもの、患者さんによく聞かれること、誤解 の多いことなど様々な切り口から迫ります。従って、対象と考える方が多いこともあれば、少ないこともあります。

<資料準備>
(1)配布するパンフレットの作成
 A4版、4枚程度の資料を作成します。専門書、一般向けの健康雑誌、インターネットから情報を得ています。新間の健康欄は新し い話題やインパクトの強い記事も多く、見逃せません。
製薬会社の発行するパンフレットは「カラーで見やすい」という患者さんも多く、 テーマに応じて使用しています。

(2)VTR
 TVの健康番組(「今日の健康」[ためしてガッテン」など)で放映されたもの、医師会発行の「ビデオ・ライブラリー」から数本をチェックして、テーマに適したものを選びます。

(3)パソコンのプレゼンテーションソフトを用いたスライド資料作成

(4)案内
 クリニックの機関紙「花みずき」に掲載し、待合室にポスター掲示、来られた方にはテーマを書いた紙を手渡します。

<運営の実際>
最近の健康教室から実例をご覧ください。
内容を検討したところ、今日は2時間では不十分と考え2回シリーズで行いました。


平成14年7月17日  じょうぶな骨をつくる生活習慣 “中高年の骨を守る”

時間
担当者
資 料
14:00 看護師 VTR 20分
  「腰が曲がるのは年のせい? −骨粗鬆症を予防しよう−」
パンフレット十パソコン
  「じょうぶな骨をつくる生活習慣 “中高年の骨を守る”」
15:00 薬剤師 パンフレット十パソコン   「骨粗鬆症の治療薬」
15:30 院 長 パソコン
16:00   出席者からの質間

 

平成14年8月21日  寝たきりにならないために “運動と食事でできること”

時間
担当者
資 料
14:00 看護師 VTR 18分   「骨検診と骨粗鬆症の予防」
パンフレット十パソコン
 「寝たきりにならないために −運動でできること−」
 「姫路のスポーツ案内」
14:50 栄養士 パンフレット十パソコン
 「寝たきりにならないために −食事でできること−」
15:20 インストラクター 運動の実演
16:15   出席者からの質間


*テーマによって、部外の方の力をお借りしています。
今回は市のスポーツ施設のインストラククーの方のご協力で運動の実演をしました。熱心な質問が続 き、予定時間を超過しました。
 出席できなかった方には、後で資料を手渡し、VTRは常に待合室に準備し、持ち帰っての視聴をお勧め しています。

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