だいとう循環器クリニック

花みずき


「PETで変わるがん診断」講演会に臨んで

だいとう循環器クリニック看護師
がん療養相談あじさい会スタッフ
   中野 朝恵


 平成17年7月9日(土)、がん患者グループゆずりは・がん療養相談あじさい会共催による講演会を神戸で行ないました。
講師は、姫路中央病院副院長の東 靖人先生と当クリニック院長です。

 初めに、東先生が「クリニカルPET(ポジトロン断層撮影)の最前線」と題して、検査の方法や診断について講演され、次に院長が「がんの“再発”とは“取り残し”のことだった」―PETで変わるがん療養―と題し、この検査をがん療養にどう役立てるかという内容を講演しました。

 参加者は熱心に耳を傾け質問も多く、PETに関心を持たれていることが感じられました。講演終了後、アンケートにご協力いただき、参加者58名中44名が回答を下さいました。がんと診断され、治療を受けた後も“再発”という2文字に不安を抱きながら日々生活されていることが、アンケート結果に強く表れています。以下にその回答内容をまとめてみました。

講演会に参加した理由

★ 自分が、がんと診断された               28

★ 家族が、がんと診断された                6
★ 今は健康だが、今後のために情報を得たい      5
★ 医療従事者であり、今後のために情報を得たい   5
PETについて初めて聞かれた方の理解度

★ 良く理解できた     17
★ あまり理解できなかった  3
PET検査を受けてみたい?

★ 今は健康だが、健診の目的で受けてみたい   12
★ 現在がんの治療中であり、受けてみたい     11
★ がんの再発が気になるので、受けてみたい    9
★ 医療従事者として、患者に薦めたい         4
★ 今は関心がない                    2
★ 無回答                         6
今回の講演会の感想

★ とても分かり易かった                             22
★ 内容が充実している                               1
★ PETをもっと普及させて欲しい                         1
★ PET検査を受けるには、病気に対する知識、決意が必要だと感じた    1
★ 自分の人生設定が立てられないと思っていたが、今日の話を聞いて、
  今後主治医に積極的に聞いていきたい                   1
今、がん治療を自分か家族が受けている方の不安や悩み(複数回答)

★ がんの再発が心配          28
★ がん治療の情報がもっと欲しい   11
★ 今の治療が最も適切か不安     8
★ 主治医と信頼関係が持てない    3

★ 入院中の病院が満足できない    1
今後の講演希望内容

★ がん再発防止・転移・抗がん剤について
★ 代替医療について

【アンケート結果より】
 回答者の77%は自分か家族が、がんであり、また同じ割合の方が、PET検査を受けてみたい、もしくは人に薦めたいと思われています。そして、これまでにもPETについて聞いたことがあると答えた方は50%となっています。
 この数値は、今の不安として「再発」「今の治療が適切かどうか」「がん治療の情報が欲しい」などの48名(複数回答)と比例して多く、がんを治したい、もしくはうまく共存したいと思われていることが伝わってきます。それは、“生”ある限り、一日でも多く心休まる日々があることを願っているともいえるでしょう。
また、講演の感想として、「病気に対する知識、決意が必要と感じた」「主治医に積極的に聞いていきたい」と思われた方があったことは、嬉しく思います。
PET検査の普及で、がん療養の日々がより安堵されることを願ってやみません。

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