クリニックの特徴

がん患者会


《日時》 平成23年4月16日(土) 14:30~16:30

まず、渡辺医師は自己紹介のなかで、広島時代のことを話された。広島は乳がんに対する意識が非常に高く、検診率もいい。検診後に異常があり受診する際、乳がん体験者がボランティアとして一緒に外来受診し、初めてで戸惑う患者さんのサポートをするシステムがある。これに対して、姫路は検診率が低いとのこと。
次に本題へ。主治医と病気のことを話し合う時、「お任せします」ではいけない。それは、何も病気について勉強していない証拠。医師とコミュニケーションを充分にとり、自分で納得しよう。医師も、例えば乳がん手術において、全摘か温存かなど、究極の選択を迫るのではなく、リスクも話しながら、個々に合わせたオーダーメイドの医療を提供しなければならない。
過去5年間のデータにおいて、ステージⅠ~Ⅲまでの患者さんで、特にステージⅢの方の生存率がとても伸びている。昔は筋肉まで切除したり、全摘の手術が主流であったが、最近では、温存手術が増えている。それでも生存率が上昇したのは、抗がん剤の治療が非常に有効に効いているからである。手術において、姫路市はまだ温存手術が全国平均に比べて低い。再建術においては、全く進んでいない状態のようである。
全摘術、温存術、再建術を受けた方のアンケートの中で、うつになる割合が一番多いのは、全摘術を受けた方。容姿を受け入れられず、苦しみ、落ち込む。手術後の不安感も一番多かった。再建術を受けた方は、気持ちが前向きになる。女性にとって、がん以外に悲しみが生まれることは、人生においての生存率を下げてしまう結果を招く。
また、
・ 乳がんの治療法は抗がん剤が主たるものとなってきている。
・ 乳がんの分類において、ホルモン療法の適応、ハ―セプチンが有効に効くタイプ、どちらも効かないタイプなど、4つのタイプに分かれ、ガイドラインがしっかりできていている。
・ センチネルリンパに転移がある場合でも、郭清の有無に生存率の変化が無かったという驚くべき結果がでた。
・ 「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」という本は、専門医が患者向けに書いた治療の教科書。内容も質問事項も詳しく書いている。
・ 緩和医療については、治療を行う上で、同時進行で緩和チームがかかわることで、生存率が伸びた。“死を意識する医療が死を遠ざけた”といえよう。
といった事項についても話された。
以下は当院看護師の感想です。
渡辺医師のお話は、とてもテンポが良く、話に引き込まれました。常に患者さん中心で医療が行われ、何よりコミュニケーションをとても大事にされているところがすばらしいと思います。
再建術をされた方のヌード写真集を見たときは衝撃的でしたが、モデルさんの顔がみんな生き生きしていて、これぞ前向きな生き方なのだなと感じました。まだまだ姫路では温存術が少ない状態との事。自分たちが乳がんの知識をしっかり持ち、意見出来るようにならなくてはいけないなと思いました。まずは、検診へ行かねばと思いました。


《日時》 平成23年1月22日(土) 14:30~16:30

患者会を開催しましたが、寒い日であり参加者は主催者側を含めて10名程でした。話し合いの中で、今年の6月以降立ち上げを考えている、がんサロンに関するヒントを幾つか得ることができました。
また、会員以外の方を含め、初めて参加された方とのコミュニケーションを円滑にするためにも、自己紹介の必要性を感じた会でした。



《日時》 平成22年9月25日(土) 14:30~16:30
《テーマ》 「大腸がんの治療」
《講師》 姫路聖マリア病院 外科 奥本龍夫先生

 「大腸がんの治療」と題して、マリア病院の奥本龍夫先生の講演会を開催しました。
 参加者は15名程でしたが、皆さん、がんを経験されたか、現在も闘病中の方ばかりで、熱心に講演を聴かれていました。
 また、参加者全員が今困っていることや疑問点などを質問され、有意義な時間をもてました。
人工肛門にしないような術式も教えていただき、手術方法の進展も学べました。



《日時》平成22年1月23日(土)10:00~
《場所》姫路赤十字病院 多目的ホール

当会側は患者さん11名、世話人4名の総勢15名、日赤側は7名が出席した話し合いでした。
緩和ケア病棟の立ち上げについて、日赤側によれば現事情を考えると難しいとのことでした。
しかし、患者の率直な意見を聞いていただける貴重な機会であったと、当会では前向きにとらえています。